停電に強いまちづくり
あかりでエリア防災照明

非常時に安全・安心に避難ができるよう、
「家から屋外への移動」「家から避難場所への移動」「避難場所での活動」
「避難所での生活」に対して、一般社団法人日本照明工業会による基準が、
住宅用非常灯、屋外用非常灯、ソーラーライトなどの照明器具に制定されています。

■ 自主評定規格に適合した
照明器具の評定マーク

2020年4月より一般社団法人日本照明工業会で照明器具の性能や明るさの基準を定めた自主評定制度が始まりました。
その基準をクリアした製品には評定マークが表示されています。

1.住宅用非常灯	家から屋外へ移動1.住宅用非常灯	家から屋外へ移動

推奨設置場所
なぜ1ℓx
  • 安全に避難できるよう、
    出口まで明るく照らします。
  • 落ち着いて避難準備できるよう、
    居室内を明るく照らします。
ホテル、旅館等の多数の人が利用する建築建物等について、原則として非常用の照明器具の設置が義務付けられていて、その最小照度は1lxとして建築基準法で定められています。住宅内においても、安全に避難できる明るさは同等と考えています。
なぜ30分
避難に必要最低限の準備をするのに必要な時間を検討して決めています。建築基準法では、戸建て住宅の住戸は非常用照明器具の設置規制適用を受けない居室として定められています。また、同法では、火災事故を想定し避難準備をせず即刻避難することを想定しているのに対して、本製品は、昨今の増加傾向にある風水害による停電等、一定の時間内で準備をしてから避難する場合への備えとして、ご提案するものです。

対象製品一覧

埋込型 電池内蔵形住宅用非常灯専用型照明器具 / S形
直付型 電池内蔵形住宅用非常灯専用型照明器具

2.家から避難場所へ移動	屋外用非常灯2.家から避難場所へ移動	屋外用非常灯

主な設置場所
街路
照度基準※1
最小照度0.1ℓx以上
有効点灯時間
3~12時間未満/12時間以上
不日照日数
-
設置条件※2
道路幅5m 設置間隔30m 取付高さ4.5m
なぜ0.1ℓx
最小水平面照度0.1ℓxあれば避難に問題ないことが、照明学会にて報告されています。
(避難時における照明要件に関する評価実験 H28年度)
なぜ3時間
東京都では指定された避難場所までの避難距離が3km未満になるよう避難圏域が指定されています。災害時にはさまざまな障害物の散乱等が考えられ避難速度が低下することを考慮し、また避難開始までの準備時間を加え、避難経路のあかりが必要な時間を3時間としています。
※厚労省では高齢者の歩行速度を650~800m/15分としており3kmの移動時間は56分~70分となります。
なぜ12時間
終夜を概ね12時間としています。

防犯灯が災害停電時には防災照明となります。災害停電時には内蔵バッテリーで約24時間点灯します。防犯灯が災害停電時には防災照明となります。災害停電時には内蔵バッテリーで約24時間点灯します。

照度分布図

機能

バッテリーモニター機能(バッテリーの充電状態や劣化状態を確認できる機能)
  • バッテリーの充電状態を点灯/遅い点滅(バッテリー充電モニター)にて表示します。
  • バッテリーの劣化状態を早い点滅(バッテリー劣化診断(テストスイッチ))にて表示します。
保護機能
  • 安全ブレーカー:定格15A熱動遮断機
ニッケル水素蓄電池(高出力高温耐久性タイプ)
  • 充電可能温度範囲:-10℃~45℃
  • 期待寿命(周囲温度25℃ 約5年):交換可能構造
ニッケル水素蓄電池(高出力高温耐久性タイプ)

停電時の点灯時間が選択出来ます。点灯時間によって明るさが決定されます。

停電時の調光モード
停電時モード6時間点灯モード12時間点灯モード24時間点灯モード
器具光束850lm430lm220lm
明るさ100%50%25%

※「6時間点灯モード」でご使用の場合はJIL5510屋外用非常灯には含まれません。

24時間点灯モードの例

② 屋外用非常灯 防犯灯 【10VAタイプ】