複数の路線が乗り入れる駅や、オフィスビル・百貨店などの商業施設が集まる繁華街に近く、一方で閑静な住宅が立ち並ぶエリアに建てられたU様邸。
コントロールシステム「TRee」を導入いただいた理由や導入後の感想について設計・施工やインテリアのコーディネートをされた大和ハウス工業様も交えて、U様ご夫妻にお話をお聞きしました。
外山様：はじめに御施主様から建物にIoTを入れたいとのお話しをお聞きしました。御施主様にはお子様が4人いらっしゃって、お仕事やプライベートにお忙しくされており、毎日の家事の手間を減らしたり、お子様たちのためにちょっとした楽しみを入れられたい、とのご要望もあり、実現に向けて設計やインテリアコーディネーターなどへ情報を伝え進めていきました。
内藤様：こちらの建物の特徴としまして、御施主様からのご要望で建物にIoTを入れさせていただきました。IoTは家事の手間軽減や、照明については切り替えて違いを楽しむことができるなど、はじめにいただいたご要望にもお応えできるものだったと思います。また、その他に市街地を望める立地や、南北両面に道路のある立地を生かすようなご提案をさせていただきました。
渋谷様：インテリアでは、全体的にシックでモダンな感じを好まれていらっしゃいましたので、ダーク色のキッチンをアクセントとしてスタイリッシュにまとめています。小さなお子様もいらっしゃるので、空間全体がダーク色に偏り過ぎて重くならないように、タイルを貼るなど異素材を取り込むことで、全体の色バランスを整えています。
U様 奥様
U様 奥様：私はIoTが好きで、以前住んでいた家でもスマートスピーカーを使っていました。うまく操作できなかったことなどあって使わなくなっていたので、今回の新しい家では完璧にして使いこなしたいと思いIoTの導入を大和ハウス様にお願いしました。例えば照明をつけるにしても話すだけでつけることができるように、少しでも日常の手間を減らして生活を便利にしたいと考えていました。また、前の家では壁に照明のスイッチがたくさんあって、どの照明がつくのか、どれをつけたらよいのかを考えるのが手間だったのですが、TReeは声または1つのボタンで複数の照明が点灯し設定したシーンになるという説明を聞き、素晴らしいなと思い導入をお願いしました。
TReeを操作するライトコントローラ。
上部のボタンを１つタッチするだけでシーンの切替えが可能。
その他、スマートスピーカーやスマートフォンでも操作できます。
渋谷様：他の照明メーカーとも比較させていただきました。ダイニングでお食事やお嬢様たちの勉強もされると考え、手元への光の色が変えられる照明器具が必要であること、またIoTの導入が前提条件としてありました。それらの条件に対応したものとなると２社に絞られ、最終的に選びたい器具のデザインとインテリアコーディネートとのバランスを考えてコイズミ照明のプランで進めることに決めました。御施主様にプランを確認し、すぐにこれだと決定していただきました。
藤山：お子様もいらっしゃって、リビングダイニングの空間を多様にご使用されたいということ、さらに過ごし方に合わせて照明を手軽に切り替えできるようにされたい、というご希望を事前にお聞きしていました。お子様の勉強やおやすみになった後など、できるだけシーンを変えられるように調光調色のダウンライトや間接照明、ペンダントなどの器具をプランに入れました。「全灯」「朝のシーン」「夕食のシーン」「くつろぎのシーン」「ペンダントシーン」の５シーンをはじめに設定しています。
U様 ご主人様
U様 ご主人様：照明のスイッチをパチパチとつけまわることや消しまわることがなくなり、ボタン一つで複数の照明をつけたり消したりできるのは今までになく、とても便利になりました。
U様 奥様：TReeは忙しい方には最高です！照明を操作するアプリがとても使いやすく、子供の勉強シーンや、夜に仕事をするときのシーンなど初期設定からシーンを追加してスマートフォンとスマートスピーカーでシーンを変えてどんどん活用しています。個別操作で一つひとつの照明の光の色味を変えたり、明るさを変えたりもしています。
また、夜にダイニングテーブルで仕事をしているのですが、食事をする時と雰囲気が変わって嬉しいです。また帰宅したときに寒色の光が煌々としているより暖色の光になっていると、くつろぎ感が違います。子供たちも夜テレビを見るときは暖色の光が気に入っているようです。
渋谷様：照明に興味があり、改めて照明について勉強をしはじめました。同じ家でも照明が変われば雰囲気がかなり変わると考えていまして、いかに装飾感なく華やかにできるかなど、家をよりよく魅せるための照明計画をさらに深く掘り下げて勉強していきたいと考えています。
内藤様：照明一つで安らぎや仕事に対する意欲など気持ちを左右するものだと感じています。色にしても数にしても、できるだけ少なくシンプルにして、あまり目立たないけれども生活の一部で人の気持ちを変えていけるものを提案したいと思っています。打合せさせていただくお客様は蛍光灯を使われている方が多いのですが、よりいろいろなところで調光や調色の照明器具を取り入れていただきたいと思います。明るすぎるのではなくシーンに合わせていろいろと演出できる照明を皆様が取り入れていただければ、生活が楽しくなるんじゃないかなと思っています。
外山様：家の出来栄えというのはどうしても最後のインテリア・家具・照明や空調などすべてのバランスが整ってはじめてお客様に喜んでいただけると思っています。今回新しいシステムの導入で慣れていなかったので最初は不安も多少ありましたが、御施主様がとても満足されていらっしゃいましたので良かったです。最初の窓口は私たち営業ですので、これからは今回の経験も踏まえてお客様に提案していきたいと思います。
調光調色ダウンライトと調光調色ペンダントの色温度5000Kの白い光によって明るく爽やかで活動的な空間を演出します。
調光調色ダウンライトが色温度3500Kの温白色となり、あたたかみと爽やかさを兼ね備えた自然な光で照らします。調光調色のペンダントは色温度5000Kの白い光で明るく手元を照らします。
光の色は電球色2700Kとなり、明るさを絞ったシーンで室内に落ち着きを生み出します。
リビング側は消灯し、ダイニングのペンダントと間接照明が点灯。調光調色のペンダントは色温度3500Kの白過ぎない光で明るく手元を照らします。
